11月29日マヘル神保町試聴室のための Arbeitsjournal

サボテン
Arbeitsjournal
2025年6月15日更新

11月29日マヘル神保町試聴室のための



工藤冬里


ルート音のユニゾンがきれいに響くかどうか不安はあります。音楽についての音楽と、音楽は、結婚できますか。出来ないなら、共存は出来ますか。それも出来ないなら、Hey Hey Hey と言いますか。震えますか。少し、歩きますか。
そもそもルート音と勘違いされた絶対音の間に関連はありますか。一蘭みたいに個々に訊かないとどちらも容易にトナリに影響されてずれますし。脳内再生時のドレミを知れば、両者の関連はかなり分かります。翻訳されて、声域の真ん中に寄ったドレミの強さか。
ただ真ん中に寄らない人だっている。ゆみのすけみたいに一人の型の中に二人いるような場合。脳内再生を引き出しステージでパラレルな楽譜を書いて渡すと? その記号を変換するときの再びのズレ。
誰が何をどうしようとしているのですか。ソースを覚えてもらう。覚えてもらう強さを持ったソースを。それは小説のような小節だ。覚えた物を脳内再生してもらう。その時のテクニックのことを話しているんだ。


(終)


トップにもどる